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通信制大学で小学校教員を目指す、限りなくフリーターっぽい学生が語る日常


by siro-castle
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また遠足へ

こんばんは管理人siroです。

昨日は再び遠足へと行ってきました。
先日は小学校の通常学級の遠足に同行したのですが、
今回は通級学級というところの遠足に同行しました。

通級学級というのはあまり馴染みのないものかもしれませんが、
コンセプトとしては「自閉的傾向、その他の発達障害及び
情緒の障害のため、学校生活に不適応をおこしている児童で、
通常の学級での学習に概ね参加でき、一部特別な指導を擁する者」
を対象にしている学級で、大体週一回通って指導を受ける場です。

この遠足に行ってみて、前回の通常学級の遠足と比較し、
思ったことというのは色々とあるわけなのですが。
それを言葉にして説明するのは結構難しいものです。
一晩考えてもうまくまとまりません。

先日の遠足では、教員6+ボランティア1で4クラスを連れて行きました。
子どもは全部で100人ちょっとはいたと思いますが、
7人体制でも十分に安全管理その他はできたと思います。

今回の遠足は、教員4+ボランティア3で11人を連れて行きました。
先日に比べ、1人が見るべき子どもの数は圧倒的に少ないです。
しかし、それでも全体的に人手不足を感じてしまいました。

参加しているのは、同じように通常学級に在籍している児童なのに。
同じ事をやるのにこの苦労の多さは一体なんでしょうか?

それが発達障害を抱えている児童の難しさであり、
その児童を少しでも支援すべく教員を目指している身ではあるものの、
実際にこの子達をどのように学校現場で支援するのか。
これまでボランティアとして色々かかわってきたけれど、
その具体的な方策がまったくと言っていいほど思いつきません。
その辺は実際に教員になってから手探りで探すものかもしれませんが。

国は特別支援教育という方針を提示することにより、
このような子達の支援に対する姿勢を示そうとしていますが、
現状では到底うまく機能するようには思えません。
その辺のことは修論でまとめたことでもあります。

教員になるまでの2年間。まだまだ経験と勉強が必要です。
少なくとも、今のまま現場に立ったら混乱してしまうでしょう。
対応の指針が自分の中にまったく確立されていないのだから。

正直、危機感は募る一方です。
by siro-castle | 2005-05-14 23:20 | 日常